シニア市場総覧2007

発刊日 2007年9月28日 掲載ページ 253ページ
価格:75,000円+消費税
はじめに

長引く不況により消費者の商品・サービスに対する目はシビアになり、メーカー・問屋・小売店共にマーケティング戦略がより一層重要になってきている。また近年では資本業務提携、合併、買収、あるいは倒産が日常的な出来事になり、業界再編が様々なところで見受けられる。

このような市場環境・企業環境の中で、数年前よりシニア層のもつ影響力が注目されてきた。とりわけ団塊世代に関しては、マーケティング資料や関連書籍は数多く発刊され、彼らの手にする退職金や使途について様々な市場規模予測が立てられた。早期退職制度を利用してすでに団塊世代の一部が退職していたとしても、この世代の多くが退職する時期は2007年3月である事は間違いない。

2007年9月というタイミングで本資料を発刊する最大の理由としては、2007年4月以降に団塊世代を含むシニア層が各市場に与えた影響を、各業界団体での聞き取り調査等を通して実態を把握出来たという事である。この情報を元に、現在のシニア市場の各業界におけるキーワードを探り現状分析をしつつ、将来における展望を予測することにする。

シニア市場におけるカジュアル衣料の消費拡大や娯楽業界、特にゲームに関しての極めて大きな伸びを見るに、まだまだ多くの潜在的シニアマーケットが存在する事は明らかである。これを如何に顕在化させるかは各企業に課せられた課題である。本資料がその一助となれば幸いである。 

調査目的
高齢化社会は今後日本で確実に起こる社会現象の一つである。現在社会の一線で働いている世代と、完全にリタイアし余生を過ごす世代の中間に位置する世代としてシニア世代がある。この世代は退職前後の世代であり、退職前なら給料面で比較的高く、退職後は退職金と年金が収入になるがまだまだ体が動く人々である。団塊世代を含むこの層は、上下で大きな差異がある。即ち戦中世代と戦後世代が含まれており、多様な価値観を持っているが為に非常にマーケティングが難しい。このシニア層にアプローチする為に、業界内でのキーワードを探りつつ、シニア関連71品目と9業界を調査・分析することによって各市場の現状と将来の可能性を見つけ出し、クライアント各社のマーケティング資料として提供することを目的とする。
調査対象業界
シニアに対し積極的アプローチを行う業界や、拡大傾向にある業界、一見大きな動きはみえないが内部では構造の変化が見られる9業界を選定し調査を行う。
調査方法・期間
関連業界団体及び関連企業に対する面接取材を中心に、電話取材を併用した。 調査期間は2007年6月25日~2007年9月21日。
2007年9月28日  ボイス情報株式会社  Senior Project Team
第Ⅰ章.シニアを取り巻く市場環境 6.電気通信業界
(1)2000-2010年の人口推移と将来予測 (1)電気通信業界における市場規模推移
(2)シニア層とは? (2)パソコン及びインターネット
(3)総人口における年齢層別(3分類)人口推移2000年-2010年までの推移 ①パソコン・インターネットの現状分析
(4)団塊世代の退職金はどれくらいなのか? ②パソコン・インターネット利用状況
(5)団塊世代の退職金の用途分析 (a)世代別インターネット利用状況
(6)団塊世代を含むシニア層の市場への影響力分析 (b)インターネットの利用目的は何か?
(7)消費支出におけるシニア市場規模 ③2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響
  (3)携帯電話(携帯電話及びPHS)
第Ⅱ章.家計支出にみる71品目のシニア市場規模推移と予測 ①携帯電話の現状分析
(1)シニア関連71品目2000-2008年比成長率ランキングによる市場分析 (a)固定電話から移動電話へ
①縮小している分野の分析 (b)固定電話を利用しないのはなぜか?
(a)住宅リフォームの増加と内容の変化 (c)携帯電話に求めるサービスは何か?
(b)低迷するファッション小売企業の中で突出したユニクロとしまむら ②2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響
②拡大している分野の分析 (4)電気通信業界の将来展望
(a)シニアにおける娯楽(テレビ・テレビゲーム)市場の大幅な拡大 ①携帯電話とパソコン利用率の将来展望
(b)飲料分野における拡大 ②業界を左右する要因
(c)通信分野の拡大 (5)電気通信業界におけるシニア市場
  7.教養娯楽業界
第Ⅲ章.シニア関連9業界の現状分析と将来展望 (1)教養娯楽産業の市場規模推移
1.外食産業業界 (2)旅行業界(パック旅行)
(1)外食産業業界の市場規模推移 ①旅行業界の市場規模推移
①外食産業内の構造の変化 ②旅行業界の現状分析
②外食産業市場の成長性 ③旅行業界の将来展望
(2)外食産業の現状分析 (3)テレビ業界
①内食から中食・外食へ ①テレビ業界の市場規模推移
(3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響 ②テレビ産業の現状分析
(4)外食産業のシニア層への対応 ③テレビ業界の将来展望
①労働力としてのシニア層 (4)カルチャーセンター
②顧客としてのシニア層 ①カルチャーセンターの市場規模推移
(a)商品 ②カルチャーセンターの現状分析
(b)サービス ③カルチャーセンターの将来展望
(5)外食産業の将来展望 (5)ゲーム業界
①今後の業界を左右するポイント ①ゲーム業界の市場規模推移
②外食産業における異業種コラボレーション展開 ②ゲーム業界の現状分析
③外食産業におけるシニア市場 ③2007年3月の団塊世代の大量退職による影響
2.飲料業界 ④ゲーム業界のシニア層への対応
(1)飲料産業の市場規模推移 (a)シニアのゲーム参加率は5.7%
①近年の飲料業界内の動向 (b)シニア層へのゲーム参加をどう促すか?
②飲料業界市場の成長性 ⑤ゲーム業界の将来展望
(2)飲料業界3分野の現状分析 (6)教養娯楽業界におけるシニア市場
①年々増加する特保許可商品 8.ペット業界
②世界的に拡大するコーヒー市場 (1)ペット業界の市場規模推移
③安定したミネラルウォーターの需要拡大 ①ペット飼育の意向
(3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響 ②ペット業界の市場構成と市場規模推移
(4)飲料産業のシニア層への対応 (2)ペット市場の現状分析
①特保食品飲料 (3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響
②コーヒー飲料 ①ペット飼育者の意向
③ミネラルウォーター ②ペット非飼育者の市場参入
(5)飲料業界の将来展望 (4)ペット業界におけるシニア市場展望
①今後の飲料業界を左右するポイント 9.化粧品業界
(a)特保飲料の値段と効能の問題 (1)化粧品業界の市場規模推移
(b)世界レベルでコーヒーの消費拡大 (2)化粧品業界の現状分析
(c)ミネラルウォーター業界で一番怖いのは品質管理 ①カテゴリー別の現状分析
② 飲料業界におけるシニア市場展望 ②アンチエイジング化粧品の影響
3.住宅リフォーム業界 (3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職の影響
(1)住宅リフォーム産業の市場規模推移 (4)化粧品業界におけるシニア市場展望
(2)住宅リフォームの現状分析 10.各業界分析から見るシニア市場
①住宅リフォームのテーマ (1)各業界から浮かび上がるキーワード
②住宅リフォームの施主 ①非セグメント傾向
③住宅リフォームの契約金額 ②安全性
(3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職による影響 ③低価格化
①シニア層が住宅リフォーム業界に与える影響 ④快適さ
②シニア層のリフォームの特徴 ⑤健康
③シニア層のリフォーム需要 ⑥趣味
(4)住宅リフォーム業界におけるシニア市場展望 (2)近年の内部構造の変化があった業界
4.アパレル業界 ①住宅リフォーム業界
(1)アパレル業界の市場規模推移 ②アパレル業界
(2)アパレル業界の現状分析 ③飲料・外食業界
①重衣料 ④教養娯楽業界
②中・軽衣料  
(3)2007年4月以降の団塊世代の大量退職の影響 第Ⅳ章.シニア関連事業ケーススタディ
(4)アパレル業界におけるシニア市場展望 ケーススタディ1 さいたま市の「シルバーバンク事業」
5.ヘルスケア業界 ケーススタディ2 地域のお客様のニーズにあわせた「ローソンプラス」
(1)ヘルスケア業界の市場規模推移 ケーススタディ3 大人のためのTVゲーム講座「諸兄、ゲームをやろうぜ!」
(2)スポーツ分野 ケーススタディ4 シニア向けペット共生マンション「ガーデンホーム多摩永山」
①スポーツ用品・スポーツ施設利用料の市場規模推移 ケーススタディ5 女性専用サーキット型フィットネスクラブ「カーブスジャパン」
②スポーツ関連分野の現状分析 ケーススタディ6 近畿日本ツーリストのシニア向け企画「日本賛歌・地球賛歌」
(a)シニア層のスポーツ参加への意向 ケーススタディ7 エイジングケア白髪染め「プロデュース」
(b)種目別シニアのスポーツ参加率 ケーススタディ8 高齢者住環境研究所の「対応型バリアフリー施行」
(3)フィットネス分野 ケーススタディ9 NTTドコモの「らくらくホン」
①フィットネスクラブのシニア層会員の変化  
②フィットネス市場の成長 第Ⅴ章.シニア関連企業一覧
(4)ヘルスケア業界のシニア市場展望  
  第Ⅵ章.シニア市場関連データ